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ギャバは血圧を下げるうえ、ストレスにも効果があるのです。

高血圧の状態が続くと体がふらついたり、動悸が激しくなったりして

日常生活に支障をきたしますね。

それが高じると心臓や血管に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中などの

引き金になりかねません。

このような命にかかわるような病気を未然に防ぐには、まず

血圧を正常値に下げる事が大切です!

それには「ギャバ」が効果あるようです。

ギャバとは・・・

ギャバは人間の脳などに存在している神経伝達物質で、アミノ酸の一種。

神経細胞が興奮状態にあるとき、これを抑える働きがあります。

この働きを利用してアメリカでは以前から、高血圧や心配性の治療薬

として知られていますが、日本でも最近、脳血管障害、脳卒中後遺症

などの治療に用いられるようになりました。

さらに、ギャバは広い範囲で私達の体に良い影響を与える作用がある事が、

わかっています。

中でも血圧を下げる効果は、50代以降の人にとっては注目すべき点です。

ギャバの主な働き。

1、高血圧を抑制します

全身に張り巡らされている血管は、ノルアドレナリンという興奮性の

神経伝達物質が分泌されると収縮して、血圧を高めてしまいます。

ギャバはこのノルアドレナリンの発生を防ぐ働きをするので、血圧を上げる

ことはなく、むしろ血管をやわらかくし、結果的に血圧は安定します。

その為、高血圧が原因となる心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中などの予防に

つながります。

2、精神を安定させる作用があります

ノルアドレナリンのもとになるドーバミンというホルモンが体全体や脳に

多くなると、ストレスを強く感じ、怒りっぽくなったりします。

しかし、体内のギャバの量が多いとこのドーバミンの作用を抑える事ができ

その結果、精神の安定を保ちます。

このようなギャバの効果は、更年期の女性、あるいは初老期の人に

みられる不眠症、睡眠障害、イライラの改善などに大変役に立ちます。

3、その他

ギャバが血管をやわらかくして血流をよくするので、血液中の中性脂肪濃度

が薄くなり、肥満などのもとになる中性脂肪の増加を防ぎます。

☆動物の脳の中にギャバを投与した実験では、識別能力が向上した

という報告がありますので、このことからギャバは長期記憶力を強める

と考えられます。

☆黄体刺激ホルモンや成長ホルモンの分泌を促します。

成長ホルモンは体の脂肪の分解を促し、新陳代謝を盛んにします。

他にも、腎機能を高めたり、美肌を保ったりする効果もみられます。

ギャバは自然食品として発芽玄米やキムチなどの発酵食品の中に

含まれていますが、その量は極わずかしかありません。

血圧降下などのよりよい効果を期待するなら、1日100mgを目安に

サプリメントで摂るのが有効です。

健康維持にギャバを上手に活用したいものですね!

サプリメントのギャバは何から作られている?

ギャバは漬物やキムチなどの醗酵食品中に多く含まれています。

これは、乳酸菌が醗酵時にグルタミン酸をギャバに変換するためです。

しかし、全ての乳酸菌にその能力があるとは限りません。

そこで、高いギャバ生産能力を有する乳酸菌を様々な醗酵食品より

見つけ出す研究が行なわれています。

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