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人と人のふれあいは生きる上でとても大切な事だと考えています
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そこには、バブル期を経て、ファッション、ヘアメイク、

体型にカネと時間を費やすことを覚え、30代、40代になっても美貌が衰えず、

熟成した女性美を放つ女性が増えたということもあるのだろう。

また、若い女性のあいだで性に対する開放感が広がったうえ、

携帯電話の普及もあり、風俗やAVの世界に対して精神的な障壁が

低くなったこともあるようだ。もちろん、風俗入りする前提として、

夫の稼ぎだけでは家計を維持できなかったり、

また借金を抱えているなどといった経済的な事情を持った人妻たちも

けっして少なくない。

さらに見逃してはならないのは、1999年の「新風営法」の改正と

「児童ポルノ禁止法」の成立だろう。「新風営法」の改正では、

これにともない店舗型の風俗店は新規出店ができなくなり、

新たに登場した無店舗型(派遣型)の風俗店がにぎわうようになった。

どぎつい看板を出した店に出勤する姿を見られる心配がない分、

それまで風俗で働くことをためらっていた人妻にとって、

こうした変化は大きかったという。

もうひとつ、「児童ポルノ禁止法」では、その施行により

アダルト系出版業界が、それまで主流だった女子校生を

テーマにした写真を自粛、余ったページと予算を人妻系モデルに

注ぎ込むようになるからであった。

思えば戦前には、人妻が夫以外の男と関係することを禁止し、

違反した者には厳しい罰則を設けた「姦通罪」が存在した。

それが戦後、男女平等を謳った新憲法にあわせて廃止され、

人妻たちは法律上は恋愛をする自由を得るようになった。

その人妻たちがめぐりめぐって、21世紀を前に登場した新たな法律により

性的な対象としてクローズアップされていることに、歴史の皮肉を感じてしまう。
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